2022.10.25

折り紙でものづくり!大田区町工場のものづくりの方法を学ぼう!

はじめに

OUTSENSE社では、「折り工学」の技術を用い、製造業として試作開発や製品開発を行っております。

今まで製造業として、情報発信の機会が少ない、設けようとしてもそのノウハウがないなど様々なニーズをお伺いしてきました。OUTSENSEも同じような課題を抱えており、どうにかしてこの課題を解決できないかと考えた先に思いついたのが、小学生向けの「ものづくりイベント」の開催でした。

OUTSENSEにはもともと理科実験教室にて長年勤務していたメンバーが数多くいることから、自社の「折り工学」をセルフブランディングするために数多くのコンテンツを提供しております。

大田区ではどのようなものを作っているのか?

それでは、大田区ではどのようなものが作られているのでしょうか。今回はどのような素材を加工しているのか、どんな加工方法を用いているのか、紹介していきたいと思います。

大田区では主に、①樹脂(プラスチック)、②金属を加工してものづくりを行っています。パソコンに使われている部品のような小さなものや、ロケットの一部に使われているような大きい部品まで、さまざまなものが大田区では作られているのです。

普段皆さんが使っているものも実は大田区で作られている部品かもしれません。

 

紙以外も折れる!折りの技術の紹介

OUTSENSEでは、普段、①樹脂、②金属、③紙を扱って製品を作っています。折りの技術と聞くと紙を使ってものを作っていると想像してしまいますが、実は一番多く取り扱っているのは①樹脂になります。樹脂の中には何度繰り返し折っても壊れない樹脂もあり、よく製品に使っています。

OUTSENSEではよく3つの機械で樹脂を加工してものを作っています。今回はその3つの機械を紹介したいと思います!

レーザー加工機

レーザー加工機は、普段よく使う刃のついたカッターのようなものではなく、レーザー(電磁波)を使って樹脂や金属が切れる機械です。太陽の光を虫眼鏡で集めると新聞紙が燃えるように、熱でものを溶かして板を切っていきます。特殊なレンズを使うと厚さ3cmの鉄板も切ることができます。

プロッター

プロッターは先端にカッターの刃や押し付ける棒がついていて、紙や段ボールを指定した形に切ったり、折り目をつけたりすることができる機械です。樹脂なども加工を工夫すれば折り目をつけることもできます。

3Dプリンター

3Dプリンターはフィラメントという樹脂を設置して、そのフィラメントを溶かしながら積み重ねていくことで自由な形状を作れる機械です。色々な樹脂を溶かして加工することができて、やわらかい樹脂を溶かして作ると、繰り返し折り畳みができるものを作ることもできます。

大田区のものづくりを学ぼう!

OUTSENSEのものづくり体験では、紙や樹脂を加工する様子を実際に体験することが可能です。大田区の町工場でどのような製品が作られているのか、先ほどの章で説明した機械の紹介、実際に機械を使ったものづくりを体験することもできます。過去には折り紙の技術を使った照明を作ることにチャレンジしてもらいました。

今回ものづくり教室にて配布したもののうち、照明のフードの部分や、照明の木の土台の部分はレーザー加工機で製作しています。

OUTSENSEでは、照明といった生活用品から、展示会で使うような装飾品まで設計~製作までを行っています。例として、弊社の製品である「SORIORI」のご紹介をさせていただきます。

 

まとめ

本記事では、弊社が大田区の企業としてどのようなものを作っているか、また、そのものづくりの仕方についてご紹介していきました。大田区では他にも大型の機械を使って加工している会社も多くいます。今後は、そのような大田区の企業さんの技術もものづくり体験を通じて紹介できればと思います。

また、OUTSENSEでは、ものづくりイベントなどの受託サービスを行っております。お困りごとがございましたら、お気軽にお問い合わせください。