2022.06.25 (土曜日)
OSオンライン理科実験教室「不思議なレンズを使って光の性質を体験しよう!」を開催しました。
はじめに
株式会社OUTSENSEでは折り紙技術を用いた教育を目的とするワークショップを開催しています。今回は、6月25日(土)にオンラインでお子さん向けのワークショップを開催しました。
今回は、イベントの様子をレポートとしてお伝えしていきます!
OUTSENSE理科実験教室「不思議なレンズを使って光の性質を体験しよう!」
今回のワークショップのテーマは「光」です。常に目に見えている「光」を深く考える機会はあまりないですよね。しかし光には様々な不思議な性質があります。そのような光の性質についての理解を深めるために、様々な実験を行いました。
光について考えてみよう!
光とは何かを考えるにあたって、光に関係する身近なものの例はなにがあるかを子供たちに聞いてみました。
すると、太陽の光、スマホのライトなど様々な例を挙げてくれました。
これらの光はどのようにして私たちに伝わっているのでしょうか?
実は、光の正体は波で、波が伝わることによって私たちは光を感じることができるのです。
また、光の色は波の長さ「波長」によって異なり、目に見えない光も存在します。ヒーターや非接触型の体温計などに利用されている赤外線、日焼けの原因にもなる紫外線など、光は、目に見えるものだけではないのです!
今まで意識していなかった光の正体を理解してもらったところで、次に光の持つ性質を考えたいと思います。
光の性質を学ぼう!
光にはどのような性質があるのでしょうか?
光には様々な性質がありますが、なかでも大事な3つの性質を紹介します!
その性質とは、、、
・直進すること
・反射すること
・屈折すること
の3つです!
これらの光の性質を理解するために実験を行います。
用意するのは、コップと箸と水だけ!
コップに水を入れ、そこに箸を差し込むと、、、?
箸が曲がって見えます!
しかし、もちろん箸を水から取り出すとまっすぐです。
これは光の屈折する性質によるものなんです。
簡単にできる光の屈折の性質を理解してもらったところで、次にレンズを使った実験を行います。
レンズで実験してみよう!
みなさん一度は使ったことがある虫眼鏡。この虫眼鏡は、ただ拡大するためのものではないのです。
では一体、拡大する以外にどのような特徴があるのでしょうか?
それは光を拡散することと集めることです!
これを確かめるために、また実験を行います。
使うのはもちろん虫眼鏡です。行う実験はただこれを覗いてものを見るのではありません。
なんと、この実験では虫眼鏡を覗きません!!
ではどのような実験を行うのかというと、虫眼鏡に星型のカードをおいてその上からスマホのライトを当てて、レンズを上下させて机にできる影を観察する実験です。
すると、虫眼鏡を上下させると机にできる影が大きくなったり、小さくなったりしました!!
これが虫眼鏡の持つ光を拡散したり、集めたりする特徴です。
これも、実は先程紹介した光の性質による特徴なんです!
この実験には親御さんにもご協力いただき、和気あいあいと楽しく実験を行うことができました!
不思議なレンズを使ってみよう!
虫眼鏡の性質を確かめたところで次に、不思議なレンズを使って更に光に関する理解を深めたいと思います。
今日使う不思議なレンズとは、虫眼鏡と全く同じ特徴を持つけれど見た目が虫眼鏡と違って薄く平らなレンズです!
そのレンズの名は「フレネルレンズ」といいます!
フレネルレンズは普段あまり見ることがないのでまずは触ったり、覗いたりして観察してもらい、その特徴を体験してもらいました。
先程説明したように、フレネルレンズは虫眼鏡と見た目は全く違うけれど、同じ特徴を持ちます。
では最後にフレネルレンズを使ってゲームを行ってもらいます!
虫眼鏡は覗かなかったけれど、フレネルレンズは覗きます!
覗いて間違い探しをしましょう!
頭が痛くなるような難しい間違い探しを用意しました。フレネルレンズの特性を実感しながら、間違いを探しましょう!!
みなさん一生懸命レンズを動かして、間違いを夢中に探し、楽しみながら不思議なレンズ「フレネルレンズ」について学ぶことができました。
実験をまとめてみよう!
今回の実験は、凸レンズとフレネルレンズという特殊なレンズを用いて、光の性質について理解する実験でした。光には3つの性質があり、身近にも多岐に渡り、活用されていることが理解していただけたかと思います。
光の性質は、身近なことから宇宙に関係する問題まで様々な分野に応用できると思います。皆さんもぜひ光の性質を理解して、いろいろなことに役立てられないか考えてみてくださいね。
OS理科実験教室の魅力とは?
OUTSENSEでは、これから理科を学ぶ小学生、理科がちょっと苦手だなと思っている中学生を対象として、理数科目が楽しくなるプログラムをご用意してます。日々ベンチャー企業で行われているものづくり業務の体験を通して、理数科目の基礎理解と問題解決する思考プロセスを身につけます!
【プログラムの特徴】
リアルなものづくりを行う際に必要なお客様からの要望を正しく理解するための【分析】、問題解決を行うための【仮説】、仮説を検証するための【試作】、結果を確かめるための【実験】、理数を用いた現象を理解するための【考察】を行っていただきます。
弊社のコア技術である折り技術を用いたものづくり体験及び理科実験を行うことで、リアルにものに触れながら理数的に問題を解決する力を育みます。
まとめ
今回は30分で授業を開催し、親御さん含め3名の方にご参加頂きました。今回のワークショップを通して、光のことをより身近に体験していただけて大変嬉しく思います。
理数科目の基礎理解を深めるための理科実験教室と、理数科目を応用してさまざまな問題解決に実践的に取り組むものづくり体験を組み合わせて、テーマに合わせた体験型の授業を提供しております。